ラケット選びの楽しさ

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最近テニスを再開してかなりハマっているのだけど、テニスにはラケット選びの楽しさがあるので紹介したい。

ラケットメーカー選び

まずは贔屓のラケットメーカーを探すと楽しいと思う。国内販売されているラケットメーカーは6社くらいあって個人的な感覚で人気順に並べると

  • ヨネックス
  • バボラ
  • ヘッド
  • ウィルソン
  • ダンロップ
  • プリンス

くらいになる。正確にはもう少しあるんだけど、その辺のテニスコートに行って使ってるラケットを調査したら上の 6 メーカーで 9.5 割以上を占めるはず。

ラケットメーカーの人気はトッププロ選手が使用しているかが大きくて、たとえば「ウィルソン」は昨年引退したフェデラー選手が使っていたことで少し前までは上位の人気があったんだけど、フェデラー選手が現役引退してからは売り上げが落ちているという話をラケットショップの店員さんが教えてくれた。

各メーカーで特徴やクセがあるものの極端な性能差はないので、好きなメーカーを使ってもらえばいいと思う。
仮に僕が相談されたら「ヨネックス」か「バボラ」あたりをおすすめと思う。実際この二つのメーカーの黄金スペックラケット(後述)の最近の売り上げランキングではずっと上位を占めている。
世界的なシェアで言えば HEAD が一番みたいなのだけど、どちらかというと玄人受けするラケットを作っているイメージがある。もしあなたがジョコビッチとかズベレフのファンボだったら迷わず HEAD を選びたいところ。

ラケット選び

贔屓のラケットメーカーを決めたら、そのメーカーが販売しているラケットを選ぶことになる。特定の選手が好きであればその選手が使っているモデルを買うのもいいと思う。
ラケットショップに行くとすごい数のラケットがあるのだけど、各メーカーごとにスピン系ラケット、コントロール系ラケット、高反発のパワー系ラケットのシリーズを展開しているので店員さんに自分の好みを伝えるといくつかお勧めしてくれうと思う。
ラケットを買う時に気をつけたいのは見た目がほぼ一緒のラケットでも重さや面の広さやグリップの長さが微妙に違うモデルが販売されていることだ。基本的に男性やテニス経験者の女性であれば黄金スペックと呼ばれる調整のラケットを選ぶと間違いがないと言われている。黄金スペックとは「フレームの大きさが 100 インチで重さが 300 グラム」のラケットのことで現代テニスの基準となるスペックとして高い人気がある。

2023 年の地点では「ヨネックスの EZONE」(大坂なおみほか多数使用モデル) か「バボラのピュアアエロ」(アルカラス使用モデル)か「ヘッドのスピード」(ジョコビッチ使用モデル)辺りの黄金スペックラケットの人気が高いと思う。見た目も各社で全然違うので色の好みでラケットを決めてもいいかもしれない。

ストリング・ガット選び

ラケットを決めると今度はストリング選びで悩むことができる。ストリングには大きくナチュラル、ポリエステル、ナイロンの3つの素材がある。
ナチュラルは動物の腸を素材にするストリングで高価すぎて一般人で使う人はほとんどいないが、フェデラー選手と同じセットアップにしたい人とかがたまに使ってるイメージがある。
ポリエステルのガットは耐久性に強くスピン性能の尖った商品も多いので若い世代に人気がある印象。ナイロンはポリエステルよりも打感が柔らかいものが多く耐久性が少し低い代わりに心地いい打球感があるものが多い。ナイロンの中にはモノフィラメント、マルチフィラメントというさらに細かい区分けもあるのだけれど、僕が普段がポリしか張らないこともあり詳しくないので割愛する。

ストリングも各メーカー様々な人気商品があるけれど、個人的なおすすめはポリだったら「バボラの RPM ブラスト」「ヨネックスのポリツアープロ」、ナイロンだったら「バボラのエクセル」「ヨネックス レクシスコンフォート」などが人気も高く無難な選択肢だと思う。

さらに多くのストリングは太さを選ぶことが出来る。一般的なストリングの太さは 1.25mm で、 1.20mm,1.30mm などストリング毎に様々な太さの展開がある。基本的には太い方がガットが切れづらく、細い方が打球感がよくスピンがかかるなんて言われいるけれど、定量的な計測をすると一概にも言えないらしく本当に好みの世界になっている。

さらに選んだストリングをどのくらいの硬さ(テンション)で貼るかも自分の好みで決めることができる。最近は 45~50 ポンドの間で貼るのが一般的と言われているが、自分が学生だった 10 年前はもっと硬く張るのが主流だったんで衝撃を受けた。錦織選手はとんでもなく緩く張っていることで有名だけど、ガットのテンションはその人の筋肉量だけでなくプレイスタイルなどによっても好みが分かれるところなのでここでも悩むことができる。

おわり

というわけで、テニスは無数のラケットと無数のストリングとその太さとテンションというたくさんの変数の中から自分の好みを探す楽しみがあるので、ガジェット好きな人とかはハマるんじゃないかなと思っている。自作キーボードの次の沼を探していたらテニスラケットをお勧めしたい。